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ライフケア社会実装
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ライフケア・パートナーブリッジ

概要

「ライフケア・パートナーブリッジ」とは、ライフケア分野(健康・くらし・介護等)分野における新規事業創出や既存事業の再強化・拡大・革新を目指す企業や研究シーズの社会実装を目指す大学等と「医療・介護の現場」をつなぐパートナー探しのマッチングサービスです。

医療機関や介護施設、通所&訪問サービス等の現場と企業・大学の間の架け橋となり、ビジネスマッチングや新たな製品・サービスのフィールド実証(リビングラボ等)を支援します。

これによって、企業や大学は製品・サービス開発の迅速化と市場適応能力の強化、研究の事業化等を実現することが可能となります。同時に、医療や介護の現場は新たな技術や斬新な解決策に接する機会を得て、いち早くその有用性を直接評価・活用することができます。

また、「ライフケア・パートナーブリッジ」は、医療・介護の現場が把握しやすい、理解しやすい形での“プロジェクト提案書作成補助”も行っています。これにより、ライフケア分野(健康・くらし・介護等)分野における新たなパートナーシップの形成を円滑に進行させることができます。

ライフケア・パートナーブリッジ

サービス内容

【STEP1】 需要調査とマーケット分析
対象となるビジネステーマについて、「医療・介護分野の現場」から直接、情報を収集し、現場が直面している課題やニーズを整理・明確にします。また、既存の解決策や製品・サービスを洗い出し、分析し、市場におけるギャップを明確にします。

【STEP2】 マッチング・コーディネート
企業や大学と「医療・介護分野の現場」とのマッチングを効果的に行うための条件等を、双方と相談調整しながら設定します。

【STEP3】 マッチング・ワークショップ
企業や大学と「医療・介護分野の現場」が直接情報交換を行い、そして、具体的な課題解決に向けたアイデア出しや、製品・サービスの概要を共有するワークショップやミーティングを実施します。

【STEP4】 リビングラボ等のフィールド実証
製品やサービスのフィールド実証に向けた計画を策定し、「医療・介護分野の現場」で製品やサービスの提供トライアルテストを実施し、データを収集します。 実証実験から得られたフィードバックを分析し、改善点を明確にします。

【STEP5】 改善と市場導入の支援
フィールド実証から得られたフィードバックをもとに、製品やサービスの改善案を提案します。そして、 「医療・介護分野の現場」への導入拡大を目指し、販売チャネルの開拓を支援します。

ライフケア・パートナーブリッジのサービス内容

DEMO Lab

「カラダとココロの視点から、
くらしとしごとを科学する」

 「カラダとココロの視点から、くらしとしごとを科学する」がDEMO Labのコンセプトです。私たちの日常生活と仕事を、身体と精神の健康の観点から深く理解し、向上させることを目指しています。このアプローチは、単に生理的な健康だけでなく、精神的な幸福感や満足度をも重視し、個人の生活の質を高めることに焦点を当てています。

 DEMO Labは、人間の幸福と生産性を促進するために、身体的な健康、心理的なウェルビーイング、そして効果的な仕事の方法を統合的に研究することを目的としています。これには、ストレス管理、健康的な生活習慣、感情のコントロール、仕事と私生活のバランス、そして職場の環境改善などが含まれます。また、科学的な方法を用いて、これらの要素が個人の生活と仕事の両方にどのように影響するかを分析し、改善策を研究します。

 DEMO Labは、個人がより健康で充実し、生産的な生活を送るための実践的なガイダンスを提案します。また、企業や組織にとっても、従業員の幸福と効率性を最大化するための戦略として役立ちます。このアプローチは、より良い生活と仕事の質を求める現代社会において、重要な役割を果たすと考えています。

★DEMO Labとは、医療や介護の現場で行うデモンストレーション実証等全般のことを指し、そう呼称しています。
このサービスは、実際の医療や介護の現場で新しいアプローチや技術等を試す「実証実験」に重点を置いており、その設計から実施、データ分析、さらには商業化に至るまでの一連のプロセスを支援することを目的としています。

(1)看護癒しラボ

 患者の心身の癒しを中心に据え、病院や診療所を安らぎの空間に変えることを目指します。癒しの環境を作るために、リラクゼーションを促進する要素、例えば、アロマセラピー、心地よい音楽、穏やかな照明等、五感への良好なアプローチを取り入れます。

 看護師は、患者の感情的なニーズに応えるためのトレーニングを受け、共感的な対話を通じて患者と深く関わります。このように、看護癒し領域のDEMO Labは、患者一人ひとりに寄り添ったケアを提供し、快適で癒される医療環境を実現することを目標としています。

■実証評価の視点
 患者の満足度、ストレスレベル、回復速度などを主な評価指標とします。具体的には、患者アンケートや心理的アセスメントを実施し、癒しの環境が患者の心理的安定にどの程度影響しているかを定量的に分析します。

 また、看護師の働きやすさや患者とのコミュニケーションの質にも注目し、全体的なケアの質の向上を目指します。

(2)介護快適ラボ

 介護が必要な人々の日常生活を快適にし、彼らの自立を支援することが主な目的です。スマートホーム技術や安全で使いやすい家具、介護ロボットなど、最新の技術を用いて、日常生活のサポートを強化します。

 また、介護者の負担を軽減するためのプログラムも重要であり、介護者がストレスなくケアを提供できる環境を作ります。この領域のDEMO Labは、技術と人間味を融合させ、高齢者や障害を持つ人々に対するより良いケアと生活環境を創出します。

■実証評価の視点
 利用者の生活の質、自立度、及び介護者の負担軽減に焦点を当てます。導入された技術やサービスが利用者の日常生活にどのような影響を与えているか、実際の使用データやアンケート調査を通じて分析します。

 また、介護者の労働効率やストレスレベルの変化も評価の重要な要素です。

(3)健康科学ラボ

 健康増進と疾病予防に焦点を当て、個人の生活習慣や健康状態に合わせたカスタマイズされたアプローチを採用します。ウェアラブルデバイスやモバイルアプリを用いて、個々の健康データを追跡し、予防的な健康管理を促進します。

 また、地域社会における健康教育プログラムやイベントを通じて、健康意識の向上を図ります。健康科学領域のDEMO Labは、最新の科学的知見を活用し、健康な生活習慣を推奨し、地域全体の健康レベルを向上させることを目指しています。

■実証評価の視点
 参加者の健康状態の改善、ライフスタイルの変化、行動変容などを評価基準とします。スマートフォンやウェアラブルデバイス等から得られるデータを分析し、参加者の身体活動、睡眠パターン、ストレスレベルなどの変化を追跡します。

 また、健康教育プログラムが地域社会の健康意識や行動に与える影響も重要な評価ポイントです。

ライフケア実証セールスラボ

 「ライフケア実証セールスラボ」は、暮らしに関わるビジネスモデルを医療および介護の現場(病院や診療所、介護施設、在宅医療・介護、調剤薬局等)に適用し、その効果、収益性、運営の実現可能性、潜在的な課題、および長期的な将来性を包括的に評価するプロジェクトです。

 このラボの主な目的は、新しいビジネスモデルが実際の医療・介護環境でどのように機能するかを理解し、それによって得られる具体的な成果や利益を明らかにすることにあります。また、運営上の実行可能性を評価することで、理論上のアイデアが現実のオペレーションと整合するかどうかを検討します。

 このプロセスでは、導入されたビジネスモデルが消費者(患者・要介護者等)のケアの質、効率性、アクセシビリティにどのような影響を与えるかを観察します。同時に、経済的収益性も重要な焦点となり、投資対効果やコスト削減の可能性などが分析されます。さらに、実際の運用面における課題や問題点を特定し、それらを解決するための戦略や改善策を開発します。

 将来的には、「ライフケア実証セールスラボ」から得られた知見をもとに、ビジネスモデルの微調整や大幅な改善が行われることが期待されます。このような継続的な評価と改善により、最終的にはより効果的で持続可能な医療・介護サービスの提供が実現されることが目指されます。

「ライフケア実証セールスラボ」は、新しいビジネスモデルが実際の医療・介護の現場での実用性と持続可能性を持つかどうかを判断するための重要なステップとなります。

サービスメニュー 説明
ビジネスモデルの医療・介護の現場への適用 特定のビジネスモデルを病院、診療所、介護施設、在宅医療・介護、調剤薬局等の医療・介護現場に適用し、その実施状況を評価する。
効果・収益性の包括的評価 効果・収益性の包括的評価 適用したビジネスモデルの効果、収益性について包括的に評価する。
運営の実現可能性評価 新しいビジネスモデルが実際の医療・介護環境での運営上の実行可能性を評価する。
潜在的な課題の特定 ビジネスモデルの導入によって生じる潜在的な課題や問題点を特定する。
長期的な将来性の分析 導入されたビジネスモデルの長期的な将来性について分析する。
消費者への影響観察 患者や要介護者等の消費者に対するケアの質、効率性、アクセシビリティの影響を観察する。
経済的収益性分析 投資対効果やコスト削減の可能性を含む経済的収益性を分析する。
問題解決のための戦略開発 特定された課題や問題点に対して解決策や改善策を開発する。
ビジネスモデルの微調整・改善 得られた知見をもとに、ビジネスモデルの微調整や大幅な改善を行う。
持続可能なサービス提供の実現 継続的な評価と改善を通じて、効果的かつ持続可能な医療・介護サービスの提供を目指す。